別館TUV改

つくばユナイテッドSun GAIAというバレーボールチームまわりのあれやこれや。たまに更新。

開幕4連勝!

2008/2009V・チャレンジリーグは現在までレギュラーラウンド4試合(/全11試合)を終了。つくばユナイテッドSun GAIAは4戦全勝で、現在のところ失セット0のFC東京に次ぐ2位につけている。

第2週は宇都宮大学のお膝元・栃木県は県南体育館(小山市)での開催。4試合目のジェイテクトSTINGS戦は、ともに3連勝同士で対決した前半のヤマ場*1。予想をさらに上回る大熱戦となった。

つくばユナイテッドSun GAIA3-2ジェイテクトSTINGS

11-25 25-23 22-25 25-23 15-12

T)7岩田(S)→6大木(WS)→1菊池(MB)→21和井田(OP)→19阿部(WS)→5石川(MB) L17久田

J)4野沢(S)→9石田(WS)→2金丸(MB)→15若山(OP)→10松原(WS)→7小松(MB) L12興梠

正直なところ…どうなることかと思った立ち上がりであった。第1セット、大木のノータッチエースなどで5-4とそこそこのスタートを切ったと思われたつくばだったが、和井田のサーブを野沢のツーアタックで切り返されたのち、延々と松原のサーブが続く…テクニカルタイムアウトを挟み、それを切ったと思ったら、こんどは小松のサーブが続く。間にタイムアウトを1回挟んだものの流れは変わらず、気がつくと6-16で2回目のテクニカルタイムアウトと相成った。

この間、つくばのリズムは完全に狂っていた。テクニカルタイムアウトと前後して、つくばは岩田→上場、和井田→塚崎という二枚替えを行なった。塚崎にはいい経験の場となっているものの、やはり「いまココで打開」というのは厳しい状況で、どちらかというと開き直り→少しでも良い状態で次のセットへ、という方向性と取った。いいラリーはたびたび見られたが、結局このセットは最後までジェイテクトが走り、まず先取した。

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[#2上場、#9塚崎、そして攻撃面で重要なポイントを握り始めた#19阿部]

第2セットは元のスターティングメンバーに戻って開始。いきなり3-0と良いダッシュ。またも松原のサーブから連続得点があり、最初のテクニカルタイムアウトはビハインドで迎えたが、その後双方粘り強く接戦の展開となった。20点過ぎてもどちらが抜けるというわけではなかったが、最後、22-22からの3点はいずれも和井田のスパイクであった(そして、その間の失点は和井田のサーブミスであったが…)。

第3セットはジェイテクトの機動力*2に痺れた。2~3点のビハインドを埋められずに失セット。移籍組の若山、打数は…そりゃ大同の時のようなことにはならんが、さすがよく響いてくる。

「第4セットの20点目」が、この試合のゆくえを左右したのかもしれない。第2セット同様、つくばは1回目と2回目のテクニカルタイムアウト間で逆転した。勝負どころで菊池のサービスエース、石川のブロックなどが出て、一時期4点リードを奪い、ジェイテクトが14-10時点で2回のタイムアウトを使い果たした。

つくば16-13で2回目のテクニカルタイムアウト。しかし、ジェイテクトはここから粘る。石田が切れ込み金丸が速攻を放つ。そして17-16となったところで最終兵器・小野投入と来た。これは驚いた。そして何故か飲まれかけた。つくばのミスも出て17-18と一歩抜け出る。そこからはシーソーゲーム。

19-19からの1点は、当初ジェイテクトに入ったと思われた。しかし、審判協議の末、何らかの反則があって20点目がつくばに入ったのであった(ジュリーさんが何か説明をしていたが、聞こえなかった…)。すかさず菊池がサービスエースで2点リード。おそらくこれでつくばがなんとか首の皮一枚、だったのかなという感がする。

ファイナルセット。1点が重いファイナルセット。和井田はほんとに出入りの激しいひとであった。帳票によると、この試合、和井田のアタックミス8本(チーム全体で13)、サーブミス6本(同16)。ホームランか三振かですか…と、ほんとに…。ワンポイントブロッカーを出して勝負を仕掛けるところに和井田のサーブが来てミスで終了、というシーンを何度となく見た。それでもファイナルセットも攻め続けていた。最後の最後は「らしい…」と言いながら見ているしかなかった。

まぁ、最後の最後に、「でも和井田はそれでいいんだよな」と言ってたりするから現金なものである。14-12で迎えたマッチポイント、なんと本日サイキョーのサーブがジェイテクトのコートに突き刺さった。最後の最後にノータッチエースで締めるとは。

試合後のヒーローインタビューは、前日に続いて大木だった。大木は「調子が出ないなりの」に見えたが、オトナなインタビューだった。そこで阿部の渋いのんが効いてくる、というのは、確かにそうだなと思った。セット毎の交代もなんか独創性があった。そういえば、わたわたの第1セットを含め、ピンチサーバーって出てなかったんだなぁとか。代わりに(?)きちっとワンポイントブロッカーを2枚起用して3枚目*3もいるよ、みたいな。

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なんだか、このチーム、純粋に、チームとして見ていて面白くなってきた、wkwkしてきた、というのが、最近の状況である。

#しかしジェイテクトは強かったなぁ…つくばは、これから稲城までノンストップで行きたいものだ。いくぞなもし。

*1:チャラになる勝敗に対して、首位攻防戦といっていいのかどうかわからん

*2:去年に続き、曲技団だのダンシングチームだの言いつつ見ていた。壁超えては来なかったが

*3:小橋口なり鞍掛なり